先生、大好き
卒業式
3年生になってから卒業まであっという間だった。
何気ない1日が凄く短くて‥時間の大切さが身にしみた1年間だった。
文化祭で再開した亜姫ちゃんとはメールのやりとりを沢山している。
亜姫ちゃんとまた離れてから何ヶ月もたったけれど、ちゃんと約束を守っている。
「姫羅!卒業式始まるぞ!!」
「はーい!!」
ルウ君は私を『姫羅』と呼ぶようになった。
ルウ君曰わく、めんどくさくなったらしい。
だけど大馳君は私を『姫羅先輩』とちゃんと呼んでくれるように。
どうやら颯君と楓ちゃんの影響らしい。
「姫羅、後で写真撮ろう」
「うん!あ、ルウ君!」
「なに?」
「お菓子部の子達も一緒にいいかな?」
「当たり前」
「ありがとう!!」