先生、大好き


颯君は泣いていないふりをしていたけれど、明らかに瞳が赤くなっていた。

楓ちゃんは号泣していた、周りの女の子たちに頭を撫でられていた。


なんだか、みんな新鮮で私の中で‥また1つ思い出が増えた。


私たちは教室に行き、担任の最後の話を聞き解散した。

手渡された卒業アルバムには‥辛い思い出よりも楽しかった思い出が沢山つまっていた。


みんなとメッセージの書き合いをした。

ほとんどの人が『先生と仲良くね!!』『お幸せにー!!』というものだった。


私は恥ずかしくなってみんなを睨んだけれど、みんなは大爆笑していた。
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