先生、大好き


楓ちゃんは泣き止むと、いつものように笑ってくれた。

そしてみんなが先生の元に行くように言う。

最後まで優しいみんなに「ありがとう」と言って走り出した。


私は先生に逢うために駅のホームに向かった。

逢う時間なんか決めていない。


ただ、今なら先生がいるような気がする。

みんなとの思い出を胸に抱いて、私はホームに立った。

そこには丁度、電車が来ていた。


私は涙が溢れ出た。

待ちに待った‥先生との再開
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