先生、大好き
「初めまして。神楽 梓煕です。湊さんのご両親とお話がしたく、お邪魔させていただいてます」
先生はパパに頭を下げた。
パパは「‥座りなさい」とだけ言うと自分もソファーに座った。
「失礼します」
「すまないね。待たせてしまったかな?」
「いえ。私が勝手に来てしまったので」
「ん。で、話とは?」
パパは一口お茶を飲んだ。
先生はさっきママに説明したようにパパにも丁寧に説明した。
パパは何も言わずに黙って聞いていた。
「お願いします。お嬢さんとの交際を認めて下さい」
先生はパパにまた頭を下げた。
私もパパに頭を下げた。