先生、大好き
姫羅のベッドに座り、親父さんと話したことを全て話した。
姫羅は「そっか‥」と少し寂しそうだったが、嬉しそうでもあった。
親父さんの気持ちが分かって嬉しかったのだろう。
親父さんももう少し時間がたてば‥きっと姫羅を愛してくれる。
俺はそう感じた。
「姫羅」
「はい?」
「明日から俺の家に来い」
「ほんとに‥いいんですか?」
姫羅は大きな瞳を見開き俺に尋ねた。
俺は「あぁ」頷く。
姫羅は「嬉しいです!」と笑った。
「俺も姫羅の笑った顔が見れて嬉しいよ。一緒に住めるのも嬉しい」
「ずっと‥一緒にいてくださいね」
「当たり前」
俺は微笑み姫羅を抱きしめた。