先生、大好き


「お前かわいいな」

先生の声に私は我に返った。

クスクスと笑いながらも先生は私に顔を近づけてきた。


「まだついてる」

「じ、自分でできます‥!」


私はあたふたしながらも先生に叫んだ。

「ダメ」

私の叫びは聞いてもらえなかった。


先生はまたペロッと舐めた。

唇に触れないギリギリを少し温かい舌が這う。

「っ‥」

先生は私をずっと見ている。

私もなぜか先生から目を背けられない。
< 26 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop