先生、大好き
ビターな子
私は先生に呼び出され、生徒指導室にいる。
私の前に先生が座り、私の右に大馳君そして私の左、廊下側には栗栖さんがいる。
「先生‥なにかあったんですか‥?」
私が聞くと先生は真剣な顔で言う。
「俺達のことをバラした奴がわかった。大馳のおかげで」
「え!?」
私が大馳君を見ると大馳君は溜め息をつき言った。
「お前らの為に捜してやったんだぞ。見つけんの大変だったんだぜ」
「大馳君‥」
「ですが主犯格は意外な人でしたよ」
「栗栖さん‥どういうことですか?」
栗栖さんはファイルから1枚の紙を取り出し、机の上に置いた。