先生、大好き
「あんたムカつくのよ。いい子ぶっちゃって、男子にも色目使うし」
茶髪の女の子が静かに言った。
彼女の声を聞きほかの女子は笑う。
「よく来れるよねー」
「やっぱ男好きは学校辞めらんないんだよ!!」
「だよねー!!」
きゃはははっ!!!!と笑った。
「‥っ私‥そんなつもりじゃ‥」
私が言うと近くにいた男の子が私の元に来た。
「分かってるよ、湊。俺は‥俺たち男子はそんな事思ってないよ」
「‥ルウ君っ」
私が彼の名を呼ぶと彼は「大丈夫」と言って私の頭を撫でてくれた。