先生、大好き


「私‥センセーを諦めるのよ?センセーにだって‥何かを犠牲にしてもらなきゃ…」

「黒耶…っ」

「‥センセーと‥あの子の関係がバレれば…センセーはクビでしょ?そしたら‥あの子も‥消えるでしょ」


ビター姫は梓煕先生から絡めていた腕を解いた。

「アナタたちは私を潰すために‥来たんでしょ?」

「…」

「でも残念ながら‥アナタたちの負け」

「‥どういう意味だ」

「ふふっ…今頃‥湊さんはどうなってるかしら…」


ビター姫が言い終わるのと同時に俺は走った。
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