先生、大好き
解放と追放
ガラッ!!!!
「湊‥!」
いきなり開いたドアには先生の姿があった。
「先生‥っ」
「湊」
「先生‥!!!」
私は先生に抱きしめられた。
背中に回された先生の腕は強く‥だけど優しいものだった。
「無事でよかった‥」
「せんせっ‥」
先生は「もう大丈夫だからな」と言いながら頭を撫でてくれた。
「なぁ、ビター姫は?」
大馳君の一言に私の身体はビクッとなった。
「アイツは潰した」
「え‥」
「どういうことですか?」
「分かるように言えよ」
先生は私から身体を離すと大馳君と栗栖さんをみた。
そしてゆっくりと口を開いた。
「逆襲だ」
「は?」
「…逆襲‥ですか」
2人は先生を見ながら唖然としていた。