先生、大好き
「先生‥どうして沁司君たちの彼女は無事だったんですか‥?あと‥私が保健室にいることも…」
先生はフッと笑った。
「沁司の彼女を中心にビター姫が雇っていた奴らをぶっ飛ばしたらしい」
「‥え」
「あと保健室にいるというのは沁司の彼女の携帯にメールがきたんだ。沁司からな」
「ふえっ!?」
私は驚いて変な声が出てしまった。
「沁司の彼女は、なかなか冷静な女だったな」
「姫羅とは正反対だな」
「そうですね」
「……先生は‥冷静な女の人がタイプなの?」
私が聞くと先生は微笑み私を抱きしめた。
そして耳元で囁いた。
「俺のタイプは‥お前だけだ」
「っ!」
「俺が興味あるのは湊、お前だけだよ」
「せんせ‥」
私が先生を見ると先生は優しく微笑んだ。