先生、大好き


「君達を守ってやれなくて…すまない‥だが君達なら乗り越えられる。私はそう信じているよ」

「理事長、ありがとうございます‥。ご迷惑をおかけして‥すませんでした」


先生は理事長に頭を下げた。

理事長は「君の幸せを祈っている」と優しく囁いた。


「神楽君、生徒たちには何も言わずに明日、次の学校に行ってもらう」

「明日ですか‥」

「いきなりでわるいな…湊さんも、明日から二週間停学だ」

「…はい‥」

「2人とも今日はもう帰りなさい。特別に許可する」


理事長は微笑み私と先生に肩に手を置き「頑張るんだ」と言った。


「「はい」」


私と先生は理事長室を後にした。
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