先生、大好き
約束
バタンッ
「ほんとに片付け手伝わせていいのか?」
「はい。それに‥せっかく理事長が時間をくれたので…」
「‥助かる」
私は先生の家に来ている。
色々なことがあったけど、先生の家に来るのは今日が初めてだった。
先生は一人暮らし。
シンプルなリビングには綺麗なキッチン、大きなテレビやソファー、棚など必要最低限のものしかなかった。
「こっちだ。少しちらかってるが‥気にするな」
先生は木製のドアを開け入っていった。
私も先生に続き部屋に入った。
その部屋は黒で統一されていた。