先生、大好き

約束



バタンッ

「ほんとに片付け手伝わせていいのか?」

「はい。それに‥せっかく理事長が時間をくれたので…」

「‥助かる」


私は先生の家に来ている。

色々なことがあったけど、先生の家に来るのは今日が初めてだった。

先生は一人暮らし。

シンプルなリビングには綺麗なキッチン、大きなテレビやソファー、棚など必要最低限のものしかなかった。


「こっちだ。少しちらかってるが‥気にするな」


先生は木製のドアを開け入っていった。

私も先生に続き部屋に入った。

その部屋は黒で統一されていた。
< 83 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop