先生、大好き


「真っ黒‥」

「あぁ。派手な部屋より一色の色で統一している部屋が好きなんだよ」

「なんだか‥意外です」


先生は「そうか?」と笑っていた。

私と先生はいらない服などをダンボールに詰め始めた。

やはり先生の服は教師しているせいかスーツが多かった。

スーツ意外の服はなんだ不思議な感じがした。

だけど見ただけで先生に似合うような気がした。


「‥夕方、どっかに夕飯食いに行くか?」

「え‥」

「いつ逢えるか‥わからないからな。ダメか?」

「ダメじゃないです‥!!でも‥‥私が夕飯‥作りたいです」

「…作れるのか?」

「なっ!!!作れますよ!!」


私が叫ぶと先生はフッと笑って「じゃあ頼む」と微笑んだ。


「ハンバーグ好きですか?」

「あぁ」

「じゃあハンバーグ作ります!!」


先生は笑顔で頷いてくれた。
< 84 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop