先生、大好き
私が先生のベッドに入ってからもう1時間がたっている。
先生が隣にいるということで私はドキドキしてなかなか寝つけなかった。
「‥まだ起きてるか?」
不意に先生の声がし私は「はい‥」と答えた。
「俺はお前を愛してる」
「え…せんせ‥?」
「‥お前が卒業するまで後1年……俺はお前の隣にいてやれない」
先生は躰を起こした。
私も横にしていた躰を先生と同じように起き上がらせた。
「だが‥お前を想う気持ちは誰よりも強い。誰よりも‥お前の側にある」
「…」
「………待っててほしい」
「え…」
「お前が卒業する後1年…待っててくれないか?」
「‥先生も…待っててくれますか?」
先生は「当たり前だ」といって私を抱きしめてくれた。
「私も‥ちゃんと待ってます」
「たった1年だ‥必ずお前を迎えに行く」
「‥はい」
先生は私を見つめた。