臆病姫と白馬の王子
お姫様と王子様

嵐の夜の出会い

プルルルルプルルルル
今日もまた嫌な電話が鳴り響く。
私はいやいや電話に出る。
「もしもし?」
「キョウハデンワ二デテクレタネ。キノウハナンデデテクレナカッタノ?」
「昨日は、家にいなかったから・・・。」
「マアイイケド。イツデモミテルカラタスケモトメテモムダダヨ。」
「分かってる・・・。何で毎日電話かけてくるの?」
「キミガスキダカラダヨ。イツカツカマエテコロシテアゲルカラ。」
「・・・。」
「ジャアバイバイマナミチャン。」
ガチャッ
電話が切れた。
私、倉井愛実。20歳で一人暮らし中。
憧れの一人暮らしを始めて1ヶ月。でも、一人暮らしってけっこう大変なの。
最近は変な電話もかかってくるし。
「もぅ~何なの?」
私いつか殺されちゃうんだ・・・。
ピロ~ン
「ん、メールだぁ。」
誰からだろう?

「お兄ちゃん
明日、午後1時にxx喫茶店で会えないか?優奈が会いたいって言ってるんだ。無理ならいいんだけど・・・。」

優奈さんが私に会いたい?めずらしいや・・・まあ明日は予定ないし・・・

「お兄ちゃん
いいよ。私も優奈さんに会いたいし~♪じゃあまた明日ねぇ。」

返信完了。明日が楽しみだなぁ~☆









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