トライアングル

だけど、まぁ真由がまた
そうゆう風に思ってくれて嬉しいな。


「よかったね。
私も、その一年生には感謝しよーっと」


『……公香?
なんかあったでしょ?』


―――え?


「な、なんで?」


『公香と何年一緒にいるとおもってんの?

そのくらい、すぐに分かるよ。


――で?
どしたの?』


真由は裏切ったりしないよね。


「ねぇ、私ってウザイかな?」


『……はっ?』



それから私は今日あった出来事を細かく全てを話した。


――――啌を好きになったということも。


話している間、真由は静かに相づちを打ってくれた。

そしていつの間にか、私の頬は濡れてて。


全てを話し終わった時には、今までにないくらい大泣きしてて。


真由は一言“公香も大人になったんだね”って言った。

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