トライアングル
「そう??ならいいけど…」

「やっぱ駄目きい「おはよー!!!」

公香の声で、私の言葉が
遮られてしまった。。。

「公香!!おはよう。」

「お、おはよ。きみ…か」
せっかくのチャンスが……
「真由?さっき、何か言おうとしなかった??」

知里が聞いてくる。

「ううん…大したことじゃないから…」

「そか…」

タイミングを逃しちゃったら、もう言えないや…
また、チャンスがある時に言おう。


その日の夜。

《〜〜〜〜♪〜〜〜〜♪〜〜〜〜♪》

あっ、このメロディは聖夜君っ!!!

「はい、もしもし?」

「あー、俺…聖夜!!」

「うん。どうしたの?」

「どうしたのって……用がなくちゃ、電話かけたら駄目??彼女なのに」

“彼女”という言葉にドキッとしてしまった。

「ううん、ごめんね。。」

「え、いやいや!!
そだ!!用を思い付いた!明日さ、なんか用事ある?」

「ううん。別にないよ。」

「じゃあさ、明日一緒に遊ばない?♪」

「えっ!?///う、うん、、いいよ///」

「やった♪んじゃあ、また明日」

「うん。おやすみ///」
< 16 / 295 >

この作品をシェア

pagetop