トライアングル


「ん?どしたの、二人共」

知里が不思議そうに訪ねる。


「あ、いや別に…」


「はい、何でもないです」

優也と竜斗君はへへっと笑い誤魔化した。


二人共………変なの。








―――――――――


「ねぇ、次何食べる〜?
あっ!あそこに、りんごアメあるよ♪」


右手にハンバーグ、左手にブルーハワイのかき氷を持った知里が楽しそうに言う。


「知里、どんだけ食べんだよ。太るぞ」


「う、うるさいよ!///だって、祭りなんて久しぶりなんだもん」


竜斗君は、意地悪く言ってるけど瞳は優しい眼差しで知里の事を見つめてる。

あー…ホントに知里の事を大切に想ってるんだなぁって伝わってきた。


「真由ちゃん!あそこに金魚すくいあるよ♪
オレやりたいな♪」


優也が小さな子供みたいな笑顔で言う。


ふふっ。
なんだか、可愛いな。


なんて、ほんのすこーしだけ想ったりした。

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