トライアングル
「え?」
それがなんの事か分からず、不思議に思っていると
「嫌?彼氏でもないのに、手繋ぐなんて」
っ!?///
手、繋ぐの?
「い、嫌じゃ…ない、です//」
「ははっ。顔赤いよ?真由ちゃん」
「っ――///う、るさい」
強気で言いながら、優也の手に自分の手を重ねた。
う、わぁ///
優也は、子供っぽくて、笑顔が可愛くて、年下にしか見えなかったのに。
手を繋いでみて、初めてわかった。
優也の手はすっごく大きくて、私の手を簡単に包み込んじゃうんだ。
優也の顔を見ようとすると、私の首はきれいに折りまがっちゃうし。
あー、男の子なんだなぁ。
なんて、今更思った。
そんな優也にドキドキしてる私が居るんだ。
どうしてだろうね。
可愛い弟としか、思ってないはずなのに。