トライアングル

「さっきはすみませんでした。。。後……先輩の事なんて何も知らないくせにっていいましたよね。 けど、俺知ってましたよ。ずーっと前から」


「………えっ?」


「先輩はいつも笑ってた。外の景色を見るのが好きで、読書が好きで、友達想いで。優しくて………」


「っ………なんで」



「本当にオレの事……覚えてません?」


「前に…会ったことある……の?」


「……本当に覚えてないんですね」


えっ………?

長谷川 優也……?


優也……優也………優也…………………っっ!!!


「ゆっ優也!?!?」


「思い出してくれました?」


小さく笑いながら言う。


「……うん。本当に優…也?」


そんな……まさか………


「そーだよ。真由ちゃん。あぁーあ……けど、オレが名前言った時に気付いてくれると思ったんだけどなぁ」

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