恋の家庭教師
「うわっ…蓮と好みかぶるなぁー」
ははっと爽やかに笑う彼は、蓮くんにソックリで思わず魅入ってしまった。
「こいつは俺のだからな。」
そう念を押す蓮くんの言葉に、私はすごく嬉しくて俯きながら笑った。
「わかってるー。で、名前は?」
「星崎唯です…」
私は蓮くんにソックリな整った顔を見上げ、まじまじと見た。
「可愛いー…あ、俺は蓮の兄の拓。よろしく~」
やっぱりおにいさんだったんだ…
ずいぶん性格は違うけど。
容姿と声はソックリ。