恋の家庭教師
美人教師!
「…だれ? あのひと。」
「見たい見たいっ」
「あそこの人だれっ?!」
「だれなのかな、あの人ー。」
「ちょっ、見にいこ見にいこっ」
…どうしたんだろう。
この騒ぎ。
今日はサッカー部の練習がなかったので、ミクと2人で下校しようとした矢先、
校門の前に人だかりができていた。
「すごい人だね…」
と、私が呟く。
「うちの生徒しかいないから大した大事でも無さそうだし、無視して帰ろ?」
ミクはまったく興味をしめさず、スタスタと歩いていく。
「そうだねっ」