恋の家庭教師


その女の人は、

サングラスをかけ、
青っぽいブラウスに
スキニーを着こなしていて…

芸能人にしか見えないような人だった。



「“あなたたち”というより、星崎唯に用があるの。」

名前すら名乗らずに上から目線で…なんかこの人ちょっと怖いな…。

「…お話ですか?」

私が緊張した声でそう言うと、
その女の人はゆっくりと頷いた。


「ここじゃ話しづらいようね。友達付きでもいいからついてきて。」


「……はい。」


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