恋の家庭教師


四人テーブルに私たちと女の人が向かい合わせになるように座った。


しばらくの沈黙のあと、
ウェイターさんがやってきた。

「…ご注文いかがなさいますか」

「あなたたち、これ飲める?」
メニューを指差しながら、
サングラスごしに私たちを見る。

「あ、はい…」

「じゃあ、これ2つとコーヒーで。」

「かしこまりました。」
と言い残してウェイターさんはこの場を立ち去った。



「さて…」

そうつぶやきながら、
女の人はサングラスをはずした。


うわっ…

色っぽいし、
なにより…超美人なんだけど…。

期待を裏切らないルックスだった。



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