恋の家庭教師


「逆に質問させてください。
なんで唯を知ってるんですか?
なんで自分の名前を言わないんですか?
なんで話さなきゃいけないんですか?」


「ははっ…おもしろい子。」

歯を出しながら笑う姿は
美しいと言うよりも…
少女のようで可愛いらしかった。



「答えてあげる。
本題にはいればどうせわかることだけど…名前だけは言っておくわ。」


その直後、ウェイターさんが登場。

3つグラスを置いたあと「ごゆっくりどうぞ」と告げてまた戻って行った。


「どうぞ?」
女の人は私たちにグラスを渡す。

「ありがとうございます…」


「名前は…
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