先生という名の愛しき人へ
若干、涙目になりながら、
私は先生に言った。
ああ、そうだ。
私は先生のことが、
好き...なんだ。
「遊んでなんかない」
「?」
「からかってなんかない」
「え?」
「私は、本当のことを言っただけだ」
「......」
「手伝ってくれて、ありがとう。
もう、もどっていいよ?」
先生は微笑みながら言った。
本当のことってなに?
先生は私をどう思っているの?
私は、やっと自分の気持ちを、
認めることができたよ?