LOVEボイス
9年前のあの日
あいつが俺の前に現れた時
「なに してるの?」
と声をかけてきた。
「別にお前には関係ないだろ行くぞ鳴海」
鳴海はさっきの女を気にしていた様子だった。
しばらくして鳴海が
「さっきの子大丈夫かな…」
「大丈夫だろ」
俺たちはまだ6歳だったのに考えが大人だったからよく難しいことを言っていた。と聞いているが俺はまったく覚えていない。
「ちょっと見てくる。」
俺はマジかよと思った。
ただ声をかけてきただけのやつにだけど、俺も少し気になった。