ただ君が好きで






いつだって貴方が隣にいるのが当たり前で、

楽しい事も辛い事も共有してきた。


あたしが泣いてると、優太はいつも慰めてくれた。
優太が落ち込んでると、あたしが励ました。


こうして、あたしたちは大人になってきた。








歳を重ねるたび、思うことがある。











あたしたちは女子と男子で、好みも全く合わない。
ただ隣に住んでいるっていう理由だけで、あたしたちは今も仲良しというわけではないんじゃないか…って。








少なからず






「幼なじみ」

という関係があるからだと思う。















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