ただ君が好きで


カーテンから朝日が差し込む。



部屋にジリジリと目覚まし時計の音が響き渡って、雪菜は手探りで時計を探した。




あっそうだ。
二度寝しないように今日は机の上に時計置いたんだっけ。

時計をとめるために、ベッドから机まで移動すれば目が覚めるだろうという提案により、机の上に置いたことを思い出した。







雪菜は目をこすり、ベランダを開けて背伸びをする。






「うわぁーっ雲ひとつない…快晴だぁ」



風が気持ちいい。



今のあたしの機嫌を表しているかのような天気。


いつも寝起き悪いあたしにとっては珍しい日。











































< 5 / 86 >

この作品をシェア

pagetop