ただ君が好きで





でも…






そこまで考えた時、




「…!!」




激しく後悔が襲いかかってきた。







あたしは海斗が好きで、





優太は
ただの幼なじみ。







この関係は壊すわけにはいかない…。








でも



あたしは優太なんか好きじゃない





そう思いたいのに








帰り道で、思わず優太に聞いてしまいそうになった言葉が




脳をよぎる。







『ねえ…優太』





『ん?』






“優太にとって、あたしはただの幼なじみにしかなれない?”












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