ただ君が好きで


「雪菜ー?まだ用意出来てないの?時間やばいわよー」




お母さんの叫ぶ声が聞こえる。




もう、時間やばい事くらい分かってるよ。




「はいはーい」
雪菜は適当に返事をするとお弁当を鞄につっこんで、家を飛び出した。




あたしはいつも時間ギリギリだけど、あたしの記録を超える、さらにギリギリな人がいる。










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