ただ君が好きで
「おはよー優太。今日はちゃんと起きれたんだ??笑」
「いつも遅刻はしてねーよ(笑」
それが、隣に住んでいる幼なじみの優太。
低血圧なのか、夜遅くまで起きてるのか知らないけど、優太はとにかく朝が弱い。
…なんて優太に言ったら、
お前も時間ギリギリだろって言われるオチが見えてるから、聞いたことないけどさ。
優太は、まだ閉めきれてない鞄のチャックに手をかけながら歩く。
これも日課。
2人とも家を出る時間が同じだから一緒に学校へ行くようになった。
でも、優太はあたしの彼氏じゃない。