奪愛-DATSUAI-
「あぁ~、ちょっと待ってよ亜紀ちゃん!」


亜紀の後を追う。


「おいおいそれは随分なご挨拶じゃねーの?」


繁正がゆっくりとあたしたちの前に立ち、行く手を阻んだ。


「うちらにもう関わらないでくれる?あんたらと関わりたくないんだし」


すると、奥にいた翔が立ち上がってこちらに向かって歩いてきた。


「おまえらに協力してほしいことがある」



「犯罪者のあんたらに協力してあげれることなんてないね!」


亜紀は秀二と翔を避けて歩き始めた。
< 24 / 145 >

この作品をシェア

pagetop