奪愛-DATSUAI-
「そっかー!俺のこと気に入ったのかー!


あの野郎テレやがってー!」


文也は立ち上がってズボンの誇りを落とすことなく仁王立ちで威張った。




「亜紀ちゃん、新谷くん大丈夫かな・・・」


文也はわははははと大声で笑っている。


「ああいう馬鹿はほっとくのが一番よ」



「翔くんたちどこ行ったんだろう」


「知らねーよ、もう何も考えたくないし」



亜紀ちゃんは本当に疲れているようだった。
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