奪愛-DATSUAI-
あたしはそのまま硬直していた。


いや、体が勝手に硬直したといったほうが正しい。



あー、きっと翔くんの顔で遊んでいた天罰だわ!


遊ばなければこんなことにならなかったのに!



あたしは何もすることができないので似顔絵を描いていたシャーペンを置き、


机に頬杖ついて翔の寝顔を見ていた。

どうしよう・・・


これが誰かに見られたら・・・やばい・・・と思う。




このまま誰にもバレませんように!!




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