奪愛-DATSUAI-
つい漏らしてしまった自分の声にはっとして顔を上げる。


そこにはいつの間にテーブルに昇ってきたのかあたしが飼っているペット、シイナが何食わぬ顔でこちらを見ていた。


「・・・・・・・・・・・」


あたしとシイナはしばらく見つめ合っていた。


「ミャ~」

シイナはアメリカンショートヘアのネコ。


メスで灰色の体に黒の模様が入っている。

「もうびっくりさせないでよシイナ~」



シイナを抱っこして片腕に持ち、もう一方の手で続きを描きはじめる。



まぁ目はエロいかんじを出したとして、眉をとんがらせる。


よし!できた!最後は・・・

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