奪愛-DATSUAI-
「誰があんなやつまじで相手にするかっつの。


都合がいいんだよ。


あーゆーヤツなら何でもしてくれそうじゃん?」



「うわ性格わっり~・・・」


亜紀が軽蔑した目で翔を見る。


「翔ってまじ何考えてんのかわかんね~」


和がぐるぐる回りながら言う。



「新谷君、可愛そうだね」


あたしは少し苦笑いになってしまった。



昨日のことを思い出すとつい意識してしまう。


くそ~、翔君は何とも思ってないんでしょうねきっと!



あたしはこんなにぎこちなくなってるっていうのに!
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