本命チョコレート
早く松下先輩に会いたいな……


なんて思っていたら、部活の時間が来ていた。



「……おっ、……みおっ!!!!!!!!」


「はいっ。」


ラケットバックを持ってきたのは、


大内田理香。(オオウチダ リカ)



「もー、ボーっとしすぎなの、澪は。」



「…あっ、ごめんごめん。部活いこっか。ありがと、」



と理香からラケットバックを取った。




「ああ……部活かー、」



と階段を下りながら、理香は言う。





「……部活の時間って短く感じるよね、」



「えっ?何???」



「なんでもないっ。」



と私は下駄箱から自分の汚れた靴を取り出した。









< 21 / 41 >

この作品をシェア

pagetop