春風と共に 続
そんな事をしゃべりながら
やっと、土手に着いた
土手に着いたら悠さんが寝転がり
空を眺めてた・・・・
私は、悠さんの隣で横になった
暖かい気温のせいか、眠気がしてきた
小さいあくびをしたら悠さんが
「まだ、寝ちゃダメだよ~
俺は、まだ眠くないんだから~
春奈ちゃんは、俺が居なかった2年間
なにしてたの?」
「私は、郷で静かに暮らしてましたよ
戦場だったあの山は不思議な山です・・・
あそこで、何人もの命を落としたのに
あの山に行くと心が落ち着くんです・・・」