春風と共に 続
「――な?
春奈ちゃん?
そろそろ家に帰ろう?」
私が起きたら
周りはもう、真っ暗でした
私が立ちあがったら
ふわっと布が落ちた
「これは・・・
悠さん!!!
そんな薄着じゃ風邪ひきますよ!!
私に気を使わなくていいのに・・・」
その布は悠さんの羽織だった
悠さんは俺は絶対に風邪はひかないと
えばってたけど冷たい風が吹き
小さなくしゃみをした
やっぱり私が言ったとおりに
少し風邪をひいたらしい
「まったく、だから言ったじゃないですか!
無茶は、ほどほどにしてくださいよ~」
「アハハ~
ゴメンゴメン
だけど、こんなのへっちゃらだよ
心配しなくてもいいよ」