あの日から~私たちの恋~
「あっ!!」
キャミソールを着ていないことに気づいて声をだしてしまった。
「どうしたの?」
近くにいた友だちが振り返る。
「う、ううん。なんでもないよ!」
笑ったけどどうしようか内心は焦っていた。
「早く着替えなきゃ遅れちゃうよ?」
友だちがなかなか着替えない私に言う。
「うん。」
わかってはいるんだけど着替えられない。
背中の傷が見えてしまうから…
「?早くしなよー」
不思議そうに私を見る友だち。
私は背中を壁側に向けて着替えることにした。
「今着替える!」
そうして最初の着替えはなんとかなった。
急いで友だちと体育館に向かう。