あの日から~私たちの恋~
家に帰るとお母さんが驚いた顔をして私を見る。 「どうしたの?忘れ物?」
でもすぐに私の涙に気がつき頭を撫でてくれた。 「なにかあったの?」
なんにも言わない私に困ったような顔をして、頭を撫で続ける。
「とりあえず今日は休む?」
お母さんが私の顔を見て聞く。
小さくうなずく私に「わかった」と言ってリビングに入る。
私もリビングに入った。
そこではお母さんが電話をしていた。
たぶん学校に連絡をいれてるんだと思う。
私はすることもなくてただソファに座っていた。 その間もずっと涙は止まらなかった。
電話をし終わったお母さんが温かいココアを私に入れてくれた。