あの日から~私たちの恋~
真実
「俺のせいで傷つけていっぱい悲しませてごめん」
南くんがとても悲しそうで私の心が痛くなった。
「南くんのせいじゃないよ?」
だって私には南くんがだれだかわからないから…
「たとえりりが覚えてなくても、俺は忘れたことはない!それにやっぱり俺のせいだ」
苦しそうで辛そうで私は涙が出てきた。
「えっ!?りり?」
涙を流す私にオロオロしながら涙を拭う。
そして私を強く抱きしめて
「俺が守るから」
って言ってくれた。
「違うの。南くんが辛そうで」
泣きながら話す私に「大丈夫」って頭を撫でてくれた。
「俺は大丈夫。だから泣かないで、りり」
私の涙を拭うと優しく笑った。
その笑顔を見たとたん私の胸が高鳴った。