あの日から~私たちの恋~
「りり、俺はずっとりりを守るから」
そう言ってゆっくりと顔を近づけてくる。
そのままキスをした。
初めてではない。
昔、瞬ちゃんとしたことがあった。
でも、子どものときとは違い嬉しいより恥ずかしい。
顔を伏せると南くんがちょっと可笑しそうに笑った。
「りりファーストキスじゃないのに照れる?」
なんで知ってるのかわからなくてじっと見つめる。
「なんでそこまで思い出せないかなぁ。俺は忘れたことないのに…」
ちょっと寂しそうに私を見つめる瞳。
その瞳に引き込まれそうで目をそらした。