あの日から~私たちの恋~
「ふっ。行こうぜ!」
ちょっと笑ってケーキ屋さんの方へ進む。
「おいしそう!」
ショーケースに並ぶケーキはどれもみんなおいしそう!
どれにするかまだ決まらない。
「わかったから早くしろよ」
いい加減待ち疲れたのか呆れた顔で私を見る。
チョコ、いちご、チーズどれにしよう。
「いちご!」
「ん。」
短い返事をすると店員さんに注文をする瞬ちゃん。
今私の目の前にはおいしそうなケーキ!!
「いただきます♪」
一口口に入れればもうたまらない!
「おいしい!!」
「よかったな♪」
ニコニコ笑って言う。
こんなに幸せを感じていいのか不安になる。
私には幸せになることなんかしちゃいけない気がして怖い。
ねぇ瞬ちゃん。
瞬ちゃんのホントの気持ちが知りたい。
でも、聞くことができないなんて
私はたんなる弱虫だね