彼氏のこと。
新しいクラスが楽しくて
さぼり気味だった学校だけど
毎日行くようになった
片道1時間の電車
この日は地元の友達の
陽香と同じ電車だった
近況を話し合う
陽香は彼氏とらぶらぶ(〃ω〃)
惚気ばっかりの陽香は
ものすごくかわいくて
しあわせそうだった
「澪は?」
まだにやけたままの陽香
「あたしはなーんにも;」
「だめだよ澪!!
恋愛しなくなったらねっ
女はどんどん廃るわよ!!」
あたしの肩を掴んで
前後にぶんぶん
「澪!!周りを見て!!
男なんて星の数いるっ!!」
陽香には賢くんのことを
時々相談してたから
きっと心配してくれてんだな
ありがと陽香
...と意識が遠のくなか
陽香にお礼しました←
「きゃっ澪!!」
やっとあたしの危機を
感じてくれたのか陽香は
揺さぶるのを止めた
「澪!!見てあのひと!!」
「どれ〜?」
あたしはくらくらしながら
陽香の目線の先を見た
「寝てるね」
「うん、寝てる」