彼氏のこと。





次の日あたしは丁寧に化粧をして
賢くんの家に向かった



久しぶりの賢くん
変わってないことに安心した



賢くんの部屋に入った途端
後ろから抱きしめられた



「会いたかった」



懐かしい声と匂い



胸の奥がぎゅうってなる感覚



久しぶりのキスも



それまでを思い出すように
隙間を埋めるように



あたしは全部が戻ったと思った




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