すっぱいチョコ
先輩は、私の告白に一瞬驚いた顔をしてから少し困った顔をした。

そして、言った。

「ごめん。君の気持ちには答えられない…
 俺、好きな人がいるんだ。そいつ、すっごくドジでよくこけてて危なっかしいんだけど、すっごく優しくて…俺、そいつのことが大好きなんだ。」

そう言う先輩の顔はキラキラ輝いていた。
先輩、ほんとにその人のこと好きなんだ…

先輩にこんな顔させることができるなんて…私じゃ叶いっこないよ…

あー、ダメだな。泣きそうになってきた。

そんな私を見てか先輩はポンポンと私の頭をなでた。

そして一言こういった。





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