孤独との対話が、わたしの楽しみです。【短篇集】
僕はクリプと仲が良かった。

同じ木に止まって、クリプと僕はどちらが大きな声で鳴けるか競争する。

短い一生だと分かっているからこそ、僕らは精一杯生きていた。



そんな或る日のことだ。

平穏な日常に事件が起こったのは。

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